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北朝鮮のミサイルSLBMは失敗か成功したのか?

      2016/04/27

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4月23日(土)夕方6時半頃、北朝鮮の潜水艦からのミサイル(SLBM)が発射され、その飛行距離は30km程だったことから韓国当局はミサイル失敗を表明しました。しかし当の北朝鮮発表は大成功だったといいます。これはハッタリなのか?それとも・・・?

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◎今回のSLBMミサイル発射は失敗なのか成功なのか、それはその目的によります◎

◎北朝鮮の朝鮮中央テレビは24日朝、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の発射の瞬間や潜水艦の近くに立つ金正恩第1書記の写真などを放送しました。北朝鮮は23日、日本海でSLBMとみられる飛翔体(ひしょうたい)1発を発射。
韓国国防省は「SLBMは少なくとも300キロ飛ぶが、今回の飛距離は約30キロにすぎなかった」と事実上、失敗だったとする見方を示していました。
一方、視察した金第1書記は「SLBM発射の大成功で海軍の水中作戦能力が非常に強化され、核攻撃をするための別の手段を持った」などと述べ、「いつでもアメリカと韓国に核攻撃ができるよう核武力強化を進めるべき」と強調しています。海の中から発射するSLBMは、北朝鮮の攻撃を事前に探知することがより難しくなりました。

北朝鮮が4月23日に行った潜水艦型弾道ミサイル(SLBM)の発射をめぐって南北の評価が180度異なっています。
韓国国防部は飛距離が約30kmで、SLBMの最小限の射程300kmに及ばなかったとして、即座に「失敗した」と結論付けました。ところが、北朝鮮は一日遅くれて発射は金正恩第一書記の立ち合いの下、実施され「完全に成功した」と発表しました。どちらが正しいのでしょうか?
北朝鮮のSLBM試射は昨年5月から数えて今回で4度目。今回の実験が何を目的にしたのか、それによって、成功、失敗の区別がつきます。
韓国国防部が挙げた失敗の根拠は飛距離によるようです。射程300kmのSLBMが30kmしか飛ばなかったとすれば、明らかに失敗です。しかし、北朝鮮が初めてSLBMの水中発射実験を行い、「成功した」と発表した昨年5月の飛距離は韓国国防部の推定では150mだった。仮に今回の実験が一回目よりもさらに飛距離を伸ばすのが狙いならば、30kmまで伸びたことはそれなりに成果があったということになります。まして、この時は「潜水艦からの発射ではなく、水中に沈めたバージ船(台船)から発射された」との疑惑が持ち上がっていました。ならば、今回確実に潜水艦からの発射ならば、「成功」ということになります。
北朝鮮はSLBMについては11月、12月と立て続けに発射実験を繰り返していました。11月28日の2度目の発射実験も韓国国防部は水中から飛び出たことが確認されなかったことから「不発に終わった」と結論付けていました。この失敗で「潜水艦も損傷した」とみなしていました。不思議なことに北朝鮮はこの2度目の発射事実を公表しなかった。従って、金第一書記が立ち会っていたかは不明のままです。
3度目があったのは1か月後の12月25日。どういう訳か、韓国国防部は発射の事実を発表しなかった。米国からの報道で判明した。後に韓国は発射の事実を追認したが、成否については見解を明らかにしなかった。
過去3回発射実験を行った北朝鮮は金正恩第一書記の誕生日にあたる今年1月8日、SLBMの発射場面を映像で公開しました。映像では模擬弾が水面から直角で上昇、30~40mの上空で轟音を轟かせ点火し、そのまま垂直に上昇、雲の上を突き抜けるシーンが映し出されていた。5月の初の発射実験では模擬弾は水面と45度の角度で飛び出していたが、映像では90度のほぼ直角だった。
韓国のメディアはこの映像について過去のスッカドミサイルの発射映像を編集し、操作した可能性が高いと報じた。公開された1回目の映像でも水中の状況を描いたシーンがコンピューターグラフィックス(CG)を使っているように見えたことや、水中発射のシーンとミサイルが海面に出てきた後のシーンのつながりが不自然なことから疑問が呈されていました。
北朝鮮は3度目についても公表せず、非公開扱いにしました。しかし、金第一書記の服装が5月の時と異なることから、3度目の発射に立ち会っていたことは確実視されています。
こうしてみると、北朝鮮は過去4回のうち、少なくとも3回は金第一書記の立ち合いの下、行われています。そして1回目と4回目だけを「成功した」と発表している。失敗した際には発射そのものを伏せていることがわかります。
そのことは、金第一書記が立ち会った3月3日の新型放射砲の発射、3月10日の射程500kmのスカッドの発射、3月18日の射程1300kmのノドンの発射、3月21日の放射砲実戦配備の最終テスト、そして4月1日の新型迎撃誘導ミサイルの発射がいずれも「成功した」と発表していることでも見て取れます。
その一方で、北朝鮮は4月15日に初めて中距離弾道ミサイル「ムスダン」を発射したにもかかわらず今もって発射の事実を明らかにしてない。金第一書記が他のミサイル発射に立ち会っていて、グアムを標的にした、それも初の「ムスダン」の発射に立ち会わない筈はない。発表しないのではなく、失敗したから発表できなかったと言うのが真相でしょう。
「ムスダン」について韓国合同参謀本部は「正常な軌道を描いて飛行しなかったので失敗」と発表し、米国防総省のデービス報道部長も発射から9秒後に爆発したとして「破滅的な失敗に終わった」とコメントしています。米戦略司令部も「失敗した」と公式に確認しています。
失敗すれば口をつぐむ習性からして、今回SLBMの発射事実を公表したことは北朝鮮なりに成功したからではないでしょうか。要は、何を試した結果、成功したのか?それが問題となります。
北朝鮮の発表では「設定された高度での前頭(弾頭)部核起爆装置の動作の正確性を確証するのが目的」とされていいます。この目的に沿って潜水艦が「最大発射深度まで迅速に沈下し、殲滅の弾道弾を発射した」ことになっています。
この「殲滅の弾道弾」が何を意味するのかは不明です。しかし、金第一書記が3月15日に「早い時期に核弾頭装着が可能なあらゆる種類の弾道ロケット(ミサイル)試験発射を断行せよ」と指示していたことから模擬の核弾頭を装着して発射を試みた可能性も考えられなくもありません。
韓国国防部が言うように北朝鮮のSLBMが「使い物にならないレベル」ならば良いのだが、どうやらそうとも言いきれないうようです。

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◎まとめ(北朝鮮の現状から見た今後)◎

北朝鮮が国家の威信と生き残りをかけて、研究・開発・実践・実行しているミサイル開発とその運用・効果をあなどれません。かつて第二大戦での日米間格差を殆ど自覚していなかった多くの日本人は正義は日本国にありと想い、鬼畜米の合言葉で視力を尽くして大国アメリカに反撃しました。日本は戦争で完敗でしたが敗戦間際、核爆弾も作りつつ会ったようです。神国の勝利を信じていた当時の日本と現在の北朝鮮には多少なりとも類似点があります。
私見ですが北朝鮮が日本より良くも悪くもすごい点は
韓国動乱(1950年~1953年)からしても63年以上戦時体制を維持している国と言う点です。恐らく日本人ではそこまで矛盾多き体制を維持できなかったと想います。逆に北朝鮮体制の特徴に維持の原因があると想います。第一に共産主義体制による一国一党(正式に国内の反体制勢力が存在できない)、第二に食料・職権により人心を半世紀以上強制管理しています。それらの体制・管理力が同時代に存在を疑うヒットラー以上の独裁体制を堅持させています。
日本は戦後の復興故に今日があります。でもそれはそもそも、敗戦によりのであり、敗戦後の経済復興の起爆剤は皮肉にも韓国動乱、ベトナム戦争の特需が大きく、更には敗戦直後分割統治(日本を4分割統治;北海道東北・ソ連、関東中部・アメリカ、中国九州・イギリス、四国・中華民国)を回避出来たことは等は日本が幾つもの幸運に恵まれた故です。
日本は完敗したので多くの事で改善を余儀なくされました、それにより多くの事が改善できました。これは残念ながら自国よるものではく、北は勿論、アメリカ、旧ソ連(ロシア)、中国等の大国は未だ完敗を知らず、その体質改善は非常に難しいです。
ましてや北朝鮮も小国ながら、自力での改善は極めいて困難です。しかし改善のチャンスは遅かれ早かれ必ず来ます。 

 

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