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ハドソン川の奇跡で機長は英雄、それをなぜ裁判に

   

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✈事故から7年、クリント・イーストウッド監督と主演トム・ハンクスが輝かしい機長の業績をメインにした映画「ハドソン川の奇跡」を制作した。アメリカでは既に公開スタート、その評判は2017年度アカデミー賞有力候補に上げられています。日本の公開は間もなく、より楽しめる様に資料を準備しました。

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✈事故機と乗務員の紹介✈

便名:USエアウィズ1549便・ニューヨーク(ラガーディア空港)発シャーロット経由シアトル行き、機体:エアバスA320(欧州エアバス社が製造した近・中距離向け商業旅客機)、座席数150程度

乗務員:計5名(機長・副操縦士)2名、客室乗務員3名、
機長名:チェズレイ・サリー・サレンバーガー57才、副操縦士:ジェフリー・B・スカイルズ49才、
客室乗務員:シーラ・デイル57才、ドナ・デント51才、ドリーン・ウェルシュ58才

乗客:150人

事故の経緯

✈2009年1月15日、空港離陸直後、カナダガン(鳥)の群れに遭遇してエンジンが吸込みバードストライクによるエンジントラブルから不幸にして両エンジンが同時に故障・停止、制御不能になった。楽しい旅立ちが一瞬にして恐ろしい人生最後の旅になろうとしていた。

高度はまだ1,000メートルにも達せず、エンジンは再始動しないため、機体は毎秒5mのスピードで下降し続けた。残された滞空時間は1,000m/5m=200秒/60=3.3分 4分間しないうちに機体は地上に接触、墜落。

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機体は飛行場から少し離れたマンハッタン上空850m、見えるの近海とビル群、機長サリーは操縦歴40年のキャリアに基づき出発空港への引返しは旋回が伴うので高度不足で辿り着く前に落下してしまうので断念、「管制塔の指示は近くのテターボロ空港へ着陸」であったがこれも無理と判断、やむおえず水上に緊急着陸することを判断した。事故発生に気付いてから水上着陸するまでたった(4分弱)だった。

機長サリーは機内放送で乗客に告げた。「こちら機長のサリーです。ただ今より本機はエンジントラブルから海上に緊急着陸をします。マニュアル通り前傾姿勢を取り、頭を低く下げて乗務員の指示に従って下さい」、客室乗務員達は緊急体制のサポートに万全を尽くした。

機体の両エンジンからは黒煙と火花が激しく吹き出し、その勢いは時間とともに激しさを増し加え乗客達の中からの叫び声や鳴き声は失望と絶望を表していた。それを鎮める様に客室乗務員達も必死で機内を歩き回り乗客達を勇気ずけた。

厳寒のハドソン川に不時着するリスクは乗員155人の生死を掛けた超難題、サリー機長は最高・最善のテクニックで無事着陸、大成功。すかさず乗客達の中から拍手をする者が現れ、間もなく全員が同調して涙を流す者もいた。

着水と同時に管制塔より手配された緊急救出作戦部隊が浸水するエアバス胴体に向かい素早く接近した。水が遠慮なく機内に浸水し続ける状況に乗客が慌てふためいていたのを鎮めつつ、素早く脱出出口に客室乗務員達は誘導していた。その先頭に機長サニーの姿があった。

ハドソン川の定期観光船や海上警備艇も応援に駆けつけたので、機体が水面に着陸から水没までの1時間で、乗客と乗員、全員155名が震えながらも救出された。

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✈全員無事に救出された結果でも、事故調査委員の中にはその危険な判断に異論を唱えるものが…

✈歴史に残る航空事故を危機一髪で救った英雄サリー機長は事故の終結が幸い全員無事だった事で安堵する間もなく、国家運輸安全局が広範囲に事故原因、機長の判断等を入念に調べはじめた。

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実際に機長は事故後も普通に職場復帰して、定年まで働き退職した事と異なり、映画化された内容では、『何故、管制塔の指示に従わなかったのか?、機長の判断は正しかったのか?飲酒は、家庭に問題は?まるで事故を起こした容疑者の如く疑われ、徹底的に調査』されたようです。

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✈まとめ✈

映画のストーリーとしては機長が普通に英雄扱いされたのでは面白くなかったので脚色が必要だったようです。その辺は見た時の楽しみにとっておきましょう。

トム・ハンクスの3度目のオスカーを狙った演技力が注目されます。ストーリーは単純明快ですから監督・俳優は演技力とプラス?に渾身の思いを投入したようです。

本当の英雄は超難題を命がけで克服した後の評価が無くても崩れない、事故後7年の時を超えて再評価できます。 

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 - 事故・事件