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EU離脱の問題点が理解できないイギリス離脱派が早く悔いる事は願う

      2016/07/05

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序:昨日2016年6月23日、英国がEUに残るか否かの国民投票の結果が「離脱」と判明した歴史的日となりました。以前から判定は拮抗して、もしかしたら離脱もあり得るという報道もあり、心配していました。離脱派は英国への大量難民が今後も無制限に流入して今でも大変な移民問題が更なる深刻になる等、現状のEUに留まる英国の不利を強く主張し、信じてその結果を望みました。その判断が数時間前に発表され、既にそのこと故にリーマン級の影響が心配されて国内外の金融関係はパニック状態となり始めました。そしてキャメロン英国首相は辞任を発表しました。ここで英国民の判断は何をもたらすのかマクロ的視野から検証したいと思います。

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EU離脱後の英国は
ポンド・株価の急落、イギリスの将来に対する不安や投資が英国から逃げている事を証明しています。よってGDPは2~5%ダウン、失業率は1~3%アップの予想です。離脱派の支持者は現状の厳しさを離脱する事で改善すると主張する前ロンドン市長等にリーダーに賛同しました。しかし今日より少なくても数ヶ月間は殆どの経済指標が暗い展望を指し示すはずです。どこに今回の判断が少なくても明るい英国となる予想を紹介していくれるのでしょうか?離脱派自身が後悔を感じるのに長い期間は必要ないと思います。

英国自身が更に分解する可能性がEU離脱決定により高まりました。英国の北部、日本で言えば北海道のような所、スコットランドには以前から独立志向が強く、今回の離脱判断がなされた場合は「2014年による独立が否決された住民投票」を再度実施せざるを得ないとスコットランド自治州代表は主張していました。300年間続いて来たイングランド王国を中心にしたウェールズ・スコットランド・アイルランドの連合国が崩壊の方向に進め可能性が高まりました。

英連合王国

英国がEU離脱後の世界は
EUはEUを支える英国の離脱でドイツ・フランス等国内に英国同様に離脱こそが自国の国益に叶う、移民による自国民の損害は無視できないと主張してイギリスに続けとばかり離脱気運が他のEU諸国に拡散する可能性が大きです。またスペインのカタルーニャにおけるスペインからの独立主張も勢いを増す可能性が高いです。
国の仕事に貿易等の国際間の取決め、苦労して決着したTPPはイギリスに於いて見直しが避けられない状況です。また安保の問題もEU内に不協和音が発生してくると思われます。

英国EU離脱による日本の受ける影響
明治政府は鎖国後の日本が目指すモデル国家としてイギリスを選び、そこで蒸気機関車等の鉄道の一式をイギリスから輸入しました。車も英国に習い右側ハンドル、第一外国語は英語です。今でこそ、日米同盟が外交の基軸そしてドイツ・フランスもヨーロッパの中で経済・外交・文化交流として重要国です。しかしその中でもイギリスが1,000社以上の日本企業が進出してEUのみならず海外での重要なベースキャンプになっています。そこからEUにほぼフリーに動けたのがこれからはそうでなくる可能性がハッキリとしてきました。進出している企業は今後予想されるより困難な海外戦力の見直しを余儀なくされました。

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まとめ
なぜ過半数の英国民が離脱を選択したのだろうか?現状の厳しさ・不満、そして離脱すれば今より良くなると信じてそこに掛けた期待したからです。更には我がはEUの一員でなくても十分自国を発展できるし現状よりの脱却の方がましだ、より良いと思ったのでしょう。英国民には根強い意識「誇りかつて大英帝国の繁栄、我々は一国でも十分やっていける」このような感情はどこの国々にも大なり小なり存在します、日本でも。ただ日本は先の大戦で敗北してその殆どが崩壊して失われました。でも英国にはまだそれが残っています。

②学問的に学ばなくても世界のグローバル化は時代の趨勢と多くに人々は実感しています。どこかでそれをはばみ、世界スタンダードを受け入れまいとして必死になって自国ではなく自分達の小さな利益・特権を保持する事が最善と思う潜在意識は誰しもが持っているエゴ的要素です。それが北朝鮮や中国等には鮮明に見られます。この観点で今回の英国の離脱判断は時代に逆行する事と確信します。現状の困難から回避して解決ではなく自分達だけ逃げた形です。

移民・難民の根本原因は中東のイスラム国近隣の責任だけではなく、世界政治の課題です。これらの難問に責任を持てる力量と覚悟がある国々が本来の先進国G7です。その意味で英国はその位置から自ら退き国運を失いつつあります。7つの海を支配したかつてと違い自国優先の振る舞いを中心軸にした国には世界的リーダー国の立場は失われ、国連の拒否権を持つ常任国にはふさわしくありません。遠くなく、今回の離脱判断がかえって英国の発展と繁栄を妨げる事が理解できる日が来るように思えます。   

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